イライラや落ち込みなど、メンタルが不安定になる悩みを抱える産後のママは少なくありません。産後うつかもしれないと悩みながらも、授乳中なので受診をためらっているという相談に対して、専門家の皆さんの答えとは。
■ママからの相談:「産後の精神不安定を改善するには?」
『産後1年たちますが、メンタルが不安定なことがたまにあります。わけもなく涙が止まらなくなったり、イライラしたり、生理前の症状と似ている気がします。ちなみに生理はまだ再開しておらず、子どもは母乳と離乳食です。ただのホルモンバランスの乱れなのか、産後うつ的なものなのか。まだ母乳をあげているので薬は避けたいことから、病院もためらっています。何か自宅でできる改善策があったら教えてください。(30代・女性)』
■いずれの場合も、受診の検討を
精神的に不安定になる原因としては、ホルモンバランスの乱れ、慣れない育児の疲れ、産後うつなどが考えられます。授乳中でも行える治療もあるので、一度、受診してみるのがよいようです。特に、うつの兆候に心当たりがある場合は早めの検討を。
『産後のホルモンのバランスが整っておらず、そのために自律神経も乱れているのだと思います。もともと女性は、うつになりやすい傾向にありますが、妊娠中や産後は特に精神的に不安定になります。(産科看護師)』
『産後1年たつと徐々にホルモンバランスは落ち着いてくると思いますが、個人差があるため、まだ落ち着いていないのかもしれません。まだ授乳や子育てで忙しい毎日で慣れないことも多いので、イライラしたり情緒が不安定になることはあると思います。(内科医師)』
『うつの場合には、不眠、食欲低下、自分の好きなものを食べてもおいしくない、何もやる気が起きない、究極的には死にたいという気持ちが起きます。もしあてはまるような症状があれば、早めに病院を受診してください。うつも心の病気なので、早めに治療した方が治りが早いです。(内科医師)』
『授乳中の方は、ホルモン剤の治療ができない場合がありますが、使用できる安定剤もありますから、自分を追い込まず、無理なさららずに受診をしてもよいと思います。(産科看護師)』
■周りの協力を得て負担の軽減を
疲れやストレスを軽減できるように、考え方を整理するとともに、家族や友人の協力を求めましょう。話を聞いてもらう、家事や育児を分担してもらうなどし、短時間でも1人の時間を持つようにというアドバイスがありました。
『イライラするときは、一旦、深呼吸をして気持ちを鎮めてください。不安なことは1人で抱え込まず、家族やお友達に気持ちを吐き出してください。やることがたくさんあるときは優先順位を考え、今必要なこと、やらなければならないことを、一つずつ行ってください。(産科看護師)』
『自宅では家事や育児などを無理せず、旦那さんや母親などと分担するようにして負担を軽減してみてください。お風呂にゆっくり入る、友人と話す、少しだけ散歩に出かけるなど自分1人の時間を少しでも持つことで、気持ちが落ち着くことがあります。(内科医師)』
産後のメンタルの不調は、産後うつやホルモンバランスの乱れなどが原因と考えられ、受診を視野に入れて対処するのがよさそうです。家では周りの協力を得て負担を軽減し、1人の時間も持てるように計画してみましょう。
引用元:
「産後うつ」か…不安定なメンタルを自宅で改善できる?(マイナビニュース)