安産に関して、一つ有名な言い伝えがありますが、聞いた事はありますか?

「おしりの大きい人は安産」

しかし、おしりの大きさが本当に骨盤の大きさからのサイズなのかが重要です。

骨盤が大きいと、お産時に赤ちゃんが通りぬけやすいため、安産の傾向が多いようですが、ただおしりに脂肪がついての大きいおしりだと、逆に難産の傾向が大きくなってしまいます。



「母親が安産なら娘も安産」

骨格の遺伝により、大きく広い骨盤が遺伝すると、娘も母親と同様、安産になる事が多いでしょう。

ただ、安産・難産には骨盤の大きさ広さだけでなく、いろいろな条件が重なった結果なのです。



その条件の中に、「筋力・柔軟性」という「妊婦個人の体力」が影響してくるという事あります。

お産が近づくと、骨盤は産道を広くする準備を始めます。左右の骨盤が開いてくるという事です。

いくら遺伝によって骨盤が大きく広くても、骨と骨の結合部分(靭帯や筋肉)が硬いと、赤ちゃんが通る時にうまく適応して産道が広がりません。

逆に骨盤が狭い妊婦でも、柔軟性があれば、無理なく骨盤が順応してくれるという事です。



年齢とともに、身体は疲労がたまりやすくなり、運動習慣がないと、筋肉は硬くなって動きがなくなってきてしまいます。

高齢出産に難産が多いのも、近年難産が多くなっているのも、近年の運動不足や運動習慣の問題かもしれません。



安産体質づくりに、筋力・柔軟性を身に着け、赤ちゃんに優しい骨盤づくりを初めてみてはいかがでしょうか?




引用元:
安産体質の作り方 〜安産体質は遺伝じゃない!〜(Grapps)