肉の好みが男性の受精能に影響を及ぼす可能性があることが、米ハーバード大学T.H.チャン公衆衛生学部(ボストン)のWei Xia氏らの研究で示された。論文は「Fertility & Sterility」オンライン版に7月20日掲載。
今回の研究は因果関係を証明していないものの、ベーコンやソーセージなどの加工肉を多く摂取する男性は不妊治療に成功する可能性が低く、鶏肉を多く摂取する男性のほうが成功するという。
Xia氏らは、マサチューセッツ総合病院で体外受精(IVF)を行ったカップルの男性141人の経過を追跡した。男性は、肉の総摂取量および食べた肉の種類など、食生活に関する情報を提供した。
その結果、男性の肉の総摂取量とIVF治療の成功率との関連性は、卵細胞質内精子注入法(ICSI)併用の有無にかかわらず認められなかった。一方、いずれのタイプのIVFでも、鶏肉摂取量が最も多い男性では最も少ない男性よりも受精率が13%高かった(78%対65%)。
ICSIを併用しないIVFの受精率は、加工肉の摂取量が最も少ない男性で最も多い男性よりも28%高かった(82%対54%)。ただし加工肉は、ICSIを併用したIVFの成功率には影響しなかった。
男性の肉の総摂取量と胚着床、妊娠率または生児出生率との関連性はみられなかったという。別の専門家は、「健康的な食事の選択は健康的なライフスタイルと相関しており、そのために受精率が上昇したのではないか」と指摘している。(HealthDay News 8月5日)
引用元:
男性の加工肉の消費量と不妊治療の成功率が関連(健康美容EXPO)