出産翌日に撮影された1枚の写真が話題を集めている。それがこちらだ。


Facebook/Helen Carmina Photography

母親の太ももの上でぐっすりと眠っている健康そうな赤ちゃん。その頭上には、帝王切開でついた真横に伸びる傷口がある。美しさとともに出産の苦労や母親の強さを感じさせる写真だ。

子どもと母親の命を救った帝王切開

この写真は、被写体となった母親の希望で撮影されたもの。その母親は自然分娩を目指していたが、途中で帝王切開に切り替えられたという。

彼女は帝王切開を何よりも恐れていたそうだ。しかし、結局は帝王切開が子どもと母親の命を救うこととなった。

帝王切開は恥ずかしい?恐ろしい?

この写真がフェイスブックで公開されると、現在までに2万8000件以上のコメントが投稿されている。これほどの反応があるとは、写真を撮影して公開したHelen Carmina氏も思っていなかったそうだ。

コメントの中には、帝王切開を恐れている未来のママからの「イメージが変わった」という声のほか、帝王切開経験者の声も投稿されている。その声の中には自分の傷や、自然分娩ではなかったことを「ちゃんと出産しなかった」と恥じていたというものもあった。

Carmina氏は「こんなにも多くの人が写真を通じて思いや経験を語ってくれるなんて思わなかった。それに帝王切開への思いを変えてくれるなんてね。もともと誇りを持っていいことなのに」と語っている。

フェイスブックに写真を通報する人も

多くの人の目にこの写真がふれるようになると、フェイスブックに「不適切な写真」として通報する人も出たという。

しかしフェイスブックは、この写真を適切なものと判断。通報を取り下げた。


引用元:
「イメージが変わった」母と子を救った“帝王切開”後の写真に感動の声殺到(IORORIO)