みなさまはじめまして、香坂コーリー知永子です。私はアメリカ人の夫との間に現在2歳9カ月のハーフの男の子を持つ国際結婚ママです。

みなさんはわが子に英語が喋れるようになってほしいと思いますか? 私自身、40歳で今の夫に出会うまで英語を話す機会がありませんでした。息子は現在、日本の区立保育園に入れ、息子は日本語メインの生活をしています。しかし、英語は塾に行かずに修得することができるんです。今回は、私がバイリンガルや帰国子女、国際結婚先輩カップル数十人にインタビューをして分かった「家にいながらにして子どもをバイリンガルに育てる方法」をお教えします。


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そうは言っても、最近は幼いころから高いお金を出して英語塾に行かせているご家庭もたくさん。極端な例をあげると、まだ5歳なのに片親とともにインドネシアやシンガポールに留学させ、家族全員揃うのは夏休みや冬休みだけという方々も私の周りにいてビックリしました。

そもそも教育って 何なのでしょうか? 「良い学校に入れる」「英語での教育を受けさせ国際的な競争力のある子どもに育てたい」など、さまざまな思いがあると思います。私は 真の教育とは 「ひとりの人間としての人格を養うこと」であって、学校や塾がやってくれる事ではないと思います。いい学校に入れたからいい教育が受けられるというのは、果たして本当なのだろうかと疑問に思いました。

それでは、どうやって家族全員日本にいながらにして英語を家でどう教えたら良いのでしょうか。多くの人に話を聞いて思ったことは、やはり家庭での環境が大事だということ。

しかも全員が口を揃えて言う「英語を習得するよりも、日本語を習得する方がはるかに難しい」という事実!

ハーフだからと言って、英語も日本語もペラペラになるのかと思いきや、全員が全員そうではありません。やはりちゃんと勉強して、その語学に慣れ親しまないと駄目なのです。

そのために、我が家が実践していて、誰でも簡単に真似出来る方法をお教えしましょう。



(1) 1本のアニメ映画を、1回目は日本語、2回目は英語というように交互に繰り返し見せる。はじめは特典映像などの短いストーリーからはじめるのがおすすめ。

(2) 日本語と英語が出る音の絵本で、繰り返し読み聞かせる

(3) ピアノや鼓 、ヴァイオリンなどの楽器のおけいこをさせ、脳を刺激することで、聞いた音楽を記憶したり、再現する事が耳と脳を養う。

私自身、40歳を過ぎるまで英語が全く話せませんでしたが、小さいころにピアノを習っていたおかげで、英語を「音」として捉え、英語の発音やリズムをつかむのがとても容易でした。

テレビ番組もNHKのニュースなどは副音声の英語を聞き、毎日少しでも英語のシャワーを浴びさせるようにしています。

英語を勉強と構えず、まずは「音に慣れ親しむ」ことが大事。読み聞かせや語り聞かせが語学習得の土台だとも言われているため、わが家は日本語の絵本と英語の絵本を交互に読み聞かせています。英語習得にはさまざまな方法がありますが、今回ご紹介した方法もみなさんの参考にしてみてくださいね。


引用元:
日本に居ながらにして子どもをバイリンガルに育てる方法(excite)