佐久地域の中核的な病院である佐久医療センター(佐久市)はこのほど、院内の周産期母子医療センターで行っている分娩(ぶんべん)や婦人科の診察を10月から来年3月まで一部制限することを明らかにした。5人の産婦人科医師のうち女性医師2人が9月から長期療養に入るためと説明している。
佐久・小諸地域の妊婦は従来通り受け入れるが、地域の実家に戻って出産する「帰省分娩(ぶんべん)(里帰り出産)」には対応できなくなる。年間約800件扱う分娩のうち約360件が帰省分娩という。帰省分娩を希望する妊婦には、浅間総合病院(佐久市)、小諸厚生総合病院(小諸市)、花岡レディースクリニック(同)の3病院を紹介する。婦人科の2次検診なども受診を制限するが、放射線治療など高度医療が必要な患者は受け入れる。
渡辺仁院長は「常勤医師5人でも非常に少ない体制で、3人では妊婦の受け入れを制限せざるをえない」と話す。産婦人科医は全国的に不足しており、代わりの医師が見つからなかった。2人が復帰する来年4月からは通常の診療に戻す予定。渡辺院長は「研修医に残ってもらうなど、いろいろな方法で産婦人科医の確保に努めていきたい」としている。
引用元:
帰省分娩、佐久医療センターが10月から制限