家系的に乳がんのリスクのある人で、乳がんでサバイバーでは、体重増加が重大な問題であると初めて明らかになった。
米国のジョンズ・ホプキンス大学を中心とした研究グループが、キャンサー・エピデミオロジー・バイオマーカース&プリベンション誌で2015年7月15日に報告した。
年齢と更年期の条件で合わせて比較
家系的にリスクのある集団出身のがんのない女性と比較した場合の乳がん生存者の体重増量を前向きに検討するために、4年間の絶対体重および割合の変化を、同一の家系的にリスクのある集団に属している303人の乳がんサバイバーと307人のがんのない女性とで年齢や更年期の状態という条件を合わせて比較した。
「線形回帰」および「ロジスティック回帰」と呼ばれる方法で、サバイバーの状態と体重増加の関連性を調べている。
スタチンを飲む人でさらに多い
全体として、乳がんサバイバーは、がんのない女性よりも体重増加が顕著であると分かった。統計学的に意味のある差となっていた。体重増加は、調査の当初からさかのぼって最近5年以内に診断されたサバイバー、およびエストロゲン受容体(ER)陰性腫瘍の女性で確認された。
抗がん剤で治療を受けたサバイバーは、がんのない女性と比較して経過観察期間に少なくともおよそ5kgの体重増加となる確率が2.1倍であった。
体重増加は抗がん剤を受けている際に、コレステロールの薬であるスタチン系薬剤を服用していた人でさらに大きくなっていた。
文献情報
Gross AL et al. Weight Change in Breast Cancer Survivors Compared to Cancer-Free Women: A Prospective Study in Women at Familial Risk of Breast Cancer. Cancer Epidemiol Biomarkers Prev. 2015 Jul 15. [Epub ahead of print]
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26178712
引用元:
乳がんサバイバーで体重増加が問題に、家系的リスクのある女性を対象にした調査 (Medエッジ)