「子育て中は、実はストレスだらけ。ストレスとうまく付き合う方法を知っていると、ママも少しは楽になるのでは?」と言うのは、NPO法人 えじそんくらぶ代表の高山恵子さん。NPO法人 えじそんくらぶは、ADHDをはじめとした発達障害を豊かな個性の一つと捉え、長所を伸ばし、弱点を克服できるよう支援する団体だ。
今回は、そんな高山さんに「子育てにおけるストレスを減らすためのヒント」について伺った。
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ストレスマネジメントという発想
ADHDなどの発達障害や類似の特性を持っている子の行動は、親をストレス状態に追い込むことがあるため、ストレスマネジメントを重視した対応が、とても重要だ。
でも、このストレスマネジメントという考え方、どんな子の育児にも充分、応用可能なのだ!
代表的なストレッサー3つ
「ストレス(反応)」とは、何らかの原因「ストレッサー」によって心身にかかる負荷のことを言う。このストレッサーの多くは、次の3つに分類できるが、多くの人が、いくつかのストレッサーを複合的に抱えている。
<ストレッサーの例>
◇自分自身のこと
•性格(完璧主義、マイナス思考など)
•健康上の問題
•時間がない
•満たされない気持ち
•理想と現実のギャップ
など
◇対人関係
•子どもとの関係
•パートナー、両親、義父母との関係
•職場の同僚、上司との関係
•ママ友付き合い
など
◇出来事・環境
•事故、災害
•経済的な問題(貧困、借金、リストラ)
•転職、転居
•住環境(狭い・うるさい)
など
ストレス反応とは?
ストレッサーとストレス反応はアレルゲン(アレルギーの原因)とアレルギー反応の関係とよく似ている。何らかの原因(ストレッサー)によって負荷がかかり、心や体にさまざまな反応(反応)が表れることを、ストレス反応という。
<ストレス反応の例>
◇心の反応
•イライラ、ドキドキ
•不安、焦り、緊張
•やる気がしない、自身がなくなる
•冷静さがなくなる、余裕がなくなる
•人と話したくない、心細い
など
◇体の反応
•眠れない、起きられない
•だるい、疲れる、無気力
•肩こり、首の痛み
•頭痛、胃痛、腹痛、便秘、下痢
•食欲不振、暴飲暴食
など
何をストレスに感じるかは人によって違う
ここで大事なのは、「何をストレスに感じるかは人によって違う」ということ。同じことでも、受け止める人の心身の状態や周囲の環境などによって、心や体にアンバランスをきたすストレッサーになることもあれば、適度な刺激となって、やる気が出るなど、よい方向に作用する場合もある
育児ストレスには、とりわけ注意を!
ストレスひとつひとつは小さいものでも、それが解消されないまま積み重なっていくと、やがて悪循環にハマってしまうことも。こうなると、ストレスのレベルはどんどん高くなり、悪循環サイクルから抜け出すのが難しくなる。
とりわけ育児ストレスの場合、周囲からはわかりにくく、自分でも気づかないことが多いため、知らないうちに無理をしてしまうという怖さがある。そうならないためにも、早い時期に気づき、適切にストレスを発散していく必要がある。
<こんな循環にハマっていませんか?>
子どもが言うことを聞かない
↓
周囲の目が気になる
↓
子育てに自信がなくなる
↓
イライラする、やる気がなくなる
↓
怒鳴る、叱る
↓
子どもが言うことを聞かない
ストレスといかにうまく付き合うか
「適切なストレス発散!? 日々の子育てがいっぱいいっぱいで、そんなことをしている余裕はないわ」と思うかもしれない。でも、高山さんは言う。
「誰にでもストレスはあり、それは、人が環境に適応していくプロセスでの反応ともいえます。ストレスをまったくなくすのは不可能で、要はいかにうまく付き合うか。つまり『ストレスにうまく対処する』ことが大事なのです。ストレスにうまく対処する方法を考えることが、『ストレスマネジメント』の基本的な方針です」。
ちょっとしたヒントが、日々の生活を変えるキッカケになるかも!?
次回は、「自分にあった対処法を探すためのストレスマネジメント4つのステップ」です。
引用元:
子育て中のママに必須な「ストレスマネジメント」って?(親子のストレスを減らすヒント特集1)(excite)