2015年7月21日、タイでは7月15日から外国人のための代理出産が全面禁止となった。このため、タイで医療ツーリズムの受け入れを行い、代理出産のサポートもしてきた「タイランドIVFサポートセンター」は「グルジア代理出産ジャパン」を設立し、ジョージア(グルジア)での代理出産を勧めている。

 タイで2014年に、日本人男性が代理出産を悪用し多数の乳幼児の父親になっていた問題が影響し、今年2月にタイの暫定議会が外国人カップルによる代理出産を禁止する法案を賛成多数で可決していた。この事件でタイ政府の顔に泥を塗った形となり、規制の動きが早まったものと見られ、代理出産だけでなく、外国人はタイ国内で卵子提供や精子提供を受けての体外受精、着床前遺伝子診断も禁止となっている。

 「グルジア代理出産ジャパン」は元々「タイランドIVFサポートセンター」としてタイ国内でサポートを行っていたが、代表の横須賀武彦氏は昨年の日本人の事件発覚でいち早くタイ国内で禁止される可能性を察知し、2014年10月にはジョージアにて現地視察。現地の「代理母&卵子提供生殖医療センター」と提携して 「グルジア代理出産ジャパン」を設立し、日本人に特化した案内を行なっている。

 ジョージアは世界的に見ても治安がよく、しかも代理出産が合法となっている。横須賀氏によれば、むしろ今後日本の法律の方が、代理出産で出生した子どもを役所で受理してもらえないなど、どのように規制されるかといった問題が山積みだという。

 タイよりも遠いため、やや費用もかかるようになってしまったが、代理母に依頼しての出産を希望されているカップルにはひとつの希望だろう。

【執筆:高田胤臣】

引用元:
【タイ】タイで代理出産が全面禁止になり、ジョージアでの出産をサポートセンターが推奨する(グローバルニュースアジア)