毎年、冬から春にかけて子供を中心に大きな流行がある水痘(水ぼうそう)の患者報告数が、昨年終わり頃から大幅に減少し、今年前半は過去10年で最低となったことが、国立感染症研究所のまとめで分かった。
昨年10月から水痘ワクチンが子供の定期接種の対象になったため、免疫を持つ子が増えて流行が抑えられた可能性がある。ただ、定期接種化から間もないこともあり、ワクチンの効果と断定するには、もうしばらく経過を見る必要があるという。
水痘は、空気感染する「水痘・帯状疱疹(ほうしん)ウイルス」による感染症。国内では毎年数十万〜100万人が発症すると推定されていた。自然に感染した場合、全身に発疹が出て、通常は10日ほどでかさぶたになって治るが、400人に1人程度は重症化して入院が必要になり、死亡例も年間20人近くあるとされていた。昨年の定期接種化により1〜2歳の子供は原則無料で2回の接種を受けられるようになったほか、今年3月までの時限措置として、3〜4歳も公費助成の対象に加えられた。
患者数は全国約3千カ所の小児科の定点医療機関から毎週報告を集めるシステムになっている。ここ数年は冬から春にかけ、1医療機関当たりの報告数が毎週1〜2人台で推移してきたが、昨年11月以降は例年より明らかに減少。今年に入ってからは、毎週0・5人前後でほぼ安定しており、感染研によると過去10年で最低の水準になった。
.
引用元:
水ぼうそう大幅に減少 ワクチン定期化の効果か(産経ニュース)