妻の出産後、育児や妻のサポートのために休みを取ったことがない男性が50・4%に上ることが、NPO法人ファザーリング・ジャパンの調査で分かった。休みを取った場合も全体の45・6%は有休などを使った「隠れ育休」で、育児休業だけの利用は4%だった。

 育休を取りにくい職場環境が背景にあるとみられる。安藤哲也代表理事は「昨年、育休の給付金支給率が引き上げられたこともあまり知られておらず、男性が育休を取る文化がまだ浸透していない。職場の風土改革が必要だ」と指摘している。

 調査は、妻の出産後に育休の代わりに取った有休や出産休暇などを隠れ育休として集計。取得した期間は一人目の子どもの場合、三日以内が計71・6%で多くは短期間にとどまり、八日以上取った人は7・4%だった。

 育休を利用しやすい条件(複数回答可)では、「上司が必ずいつ取るか確認して、環境を整えてくれる」が59・1%と最多で、「人事部が確認してくれる」(42・8%)「産後八週間以内は昇進などにマイナスがない」(40%)が続いた。

 調査は六月、インターネットで実施。一歳半以下の子どもがいる二十歳以上の男性千三十人から回答を得た。

 政府は今年閣議決定した少子化社会対策大綱で、二〇一四年度に2・3%だった男性の育休取得率を二〇年に13%、妻の出産後二カ月以内に半日以上の有休などの休みを取る人の割合を80%にする目標を掲げている。



引用元:
夫「隠れ育休」が大半 有休や出産休暇を利用 (東京新聞)