ダイズが体にいいことはこれまでも言われてきた。

 Medエッジから、改めてダイズの効果を振り返ってみる。

メタボを防ぐ効果は?

 ダイズはメタボを防ぐという見方はいろいろ。

 肉よりも脂質やカロリーが低いので、タンパク質を取るために肉の代用にすると良いかもしれない。肉をやめてダイズでタンパク質をとるとメタボにはどのくらい効果があるのか。

 オランダの研究グループによれば、肉ではなく大豆に置き換えたタンパク質を4週間取ると、15人の肥満ぎみの女性の悪玉コレステロールが9%低くなった(肉よりダイズ、悪玉コレステロール9%減、血糖値も下がりやすくを参照)。

 ダイズがメタボを防ぐといっても、肉をダイズに置き換えず、両方食べていればやせないので注意したい。

がん細胞の転移を防ぐ!?

 がんにも良いという報告がある。

 エストニア研究グループが報告したところによれば、ダイズや緑茶に含まれるフラボノール類には、「がん幹細胞」と呼ばれるがんの母親のような細胞の転移し始める動きを止める効果があるという(がんの根源たたく、緑茶やダイズに共通のモノを参照)。

不妊治療と1日に豆腐1丁

 不妊治療でも好ましい効果が報告されている。

 コロンビアの研究グループによれば、生殖補助医療技術(ART)を利用した不妊治療を受けている女性において、赤ちゃんが無事に生きて生まれてくる出生率は、ダイズイソフラボンを取る量が増えると高まっていた(不妊治療、ダイズ食品を食べると出生率が改善、豆腐一丁レベルで効果を参照)。

 1日に豆腐1丁や納豆1パックを食べるくらいの量で効果があったようだ。

ダイズタンパク質は慢性腎臓病にも

 一般に腎臓の機能が悪化すると、タンパク質を取る量を減らすと良いとされる。そこがダイズのタンパク質だと悪くはないかもしれないという報告もある。

 中国の研究グループの報告によれば、人工透析前の慢性腎臓病の人がダイズタンパクを取った場合、血液をろ過する能力を表す「血清クレアチン」や「血清リン」、炎症を示す「CRP」、腎臓の機能低下を表す「タンパク尿」が減ると分かった(慢性腎臓病にはダイズタンパク質が効果的を参照)。

 透析後では、血清リンとCRPに大きな変化はなかったという。ダイズは腎臓にも良い効果を持つかもしれない。

玄米やダイズに多い「フィチン酸」は貧血に効果を発揮

 フィチン酸は、植物界に多く存在する「有機リン酸化合物」と呼ばれるカテゴリーの化学物質。

 がんを抑える効果、血栓症予防、血液中の酸素運搬機能を強化して貧血を防止する働きが知られているという。

 米国の研究グループが、鉄が不足気味の貧血ではない女性にフィチン酸の多い食事を取ってもらうと、鉄反応が増えて、時間の経過に伴う鉄レベルを表す値が増加したがそうだ(貧血に効果あり、玄米やダイズに多い「フィチン酸」を参照)。

 フィチン酸は、玄米やダイズに多く含まれている。ここにもダイズが登場したというわけだ。

 フィチン酸はミネラルの吸収を邪魔すると言われることもあるのだが、子供においては、亜鉛の吸収を邪魔することはないという報告もある(子どもの亜鉛の吸収では杞憂、玄米や豆などで心配も、ミネラル吸収を邪魔する「フィチン酸」は影響せずを参照)。

 イソフラボンの取りすぎには警告もあるが、一日に豆腐一丁程度なら食べることで多くの恩恵が得られそうだ。

 夏は冷奴や豆腐サラダも良いかもしれない。


引用元:
豆腐、納豆、煮豆…ダイズを食べればこんなにいいことがいっぱい!(Medエッジ)