女性の場合、休日などの余暇に座って過ごす時間が長いと、がんのリスクが高まるようだ。
米国がん協会がキャンサー・エピデミオロジー・バイオマーカーズ・アンド・プリベンション誌のオンライン版で2015年の6月30日に報告した。
座って過ごす時間の影響
座って過ごす時間は単に運動していないにとどまらない悪影響があると見られつつある。
がんや心臓病との関係を浮き彫りにした研究報告は最近も出ている(冠動脈疾患を招く「座り病」、座りたくないのに座っている、時間増えるほどリスクを参照)。
研究グループは、座っている時間、がんの種類との関係についてこのたび検証した。
米国がん協会の「がん防止研究2栄養集団」に登録されたがんのない6万9260人の男性と7万7462人のデータを分析している。
1992と2009年の間に1万8555人の男性と1万2236人の女性ががんとして診断されており、座って過ごす時間全体とがんの危険度との関係を調べている。
女性ではがんに関係する
休日などの余暇に座って過ごす時間が長いと、運動やBMIなどの条件で調整すると、女性ではがん全体と関係するという結果が出てきた。
1日当たり6時間以上座っている女性は、座っている時間が3時間以下の女性と比べるとがんの危険度は1.10倍となっていた。
男性の場合、座っている時間はがんの危険性に関係しない。
多発性骨髄腫や乳がん、卵巣がんに注意
女性の場合、休日などの余暇に座っている時間が長いと、血液のがんの一種である多発性骨髄腫の危険性が1.65倍、がんの広がった乳がんの危険度が1.10倍、卵巣がんの危険度が1.43倍になっていた。
今回は休日などの余暇に注目しているのはポイントかもしれない。男女差に謎が残るが、座りっぱなしにならないような対策に注目は集まりそうだ。
文献情報
Patel AV et al. Leisure-time spent sitting and site-specific cancer incidence in a large US cohort. Cancer Epidemiol Biomarkers Prev. 2015 Jun 30.
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26126627
引用元:
休日などに長く座っている?女性では3つのがんのリスクを高める (Medエッジ)