そろそろ、2人目が欲しい! 子どもが1歳を超える頃から、産後のママには、頭の中で2人目を意識し始めている人も多いはず。

産後レス(産後のセックスレス)に悩むことなく、コミュニケーションが多い夫婦の場合、避妊を含めて2人目への話し合いができている夫婦もいますが、2人目を迎えるには、みなさんさまざまな壁を感じているようです。

そこで今日は、元看護師で妊活カウンセラーでもある筆者が、2人目妊活の3つの壁と対策をお伝えします。

1人目妊娠中から、計画を立てる人も


当記事はIt Mama(運営:ターゲッティング)の提供記事です■1:仕事と育児の両立

最近は、産休を取って職場復帰する女性が増え、女性が子育てをしながら活躍する場面も増えてきました。

それでもマタハラ(マタニティハラスメント)を含めて、なかなか産休育休を心から応援してもらって取得できている人は少ないのが現状です。

多くの働くママから聞かれる言葉は、「1歳で1度職場復帰をしてから、1年は働いてそれから考えたい。子どもが2歳を迎える頃に2人目を考えてます」というもの。出産前の妊娠中から、こういった計画をされている方も多くいます。

一方で、こんな考えの方も。「最近、職場で続けて産んでいる人がいるから、出産後半年ぐらいで2人目を妊娠して、育休が開ける頃にまた産休に入れたら理想」。

ただそのママの多くが、実際に出産をすると、育児が大変で続けて産むのは体力的に難しく、いったん職場に復帰するという人が多いのが現実のようです。


■2:都心部の保育園事情

復帰に関して、多くのママが不安に感じているのが、特に都心部に暮らす場合の待機児童の問題。都内では、出産前から保育園見学をしているママも多く、認可保育園への壁は本当に高いようです。

筆者自身、待機児童の状態を2年間経験し、無認可保育園も含めさまざまな保育園を2人の子育てで経験したのですが、兄弟を持つママの中には2人が同じ保育園に入れないケースもあり、保育園問題は仕事復帰をする際の切実な問題なのです。

そして居住立地や家庭環境によっては、簡単に里帰りができないため、2人目出産の時に上の子を見てくれる人がいないことが妊娠・出産に向けて制限をかけているという人も少なくないようです。


■3:「産後レス」も大きな壁

2人目ができない理由の多くは「産後レス」とも言われています。悩み相談の中でも、産後レスの解消は夫婦が性生活を楽しむためのものではなく、2人目を望むために話し合いをして解消している人も多いのです。

でも、性の悩みは本当に誰にも相談できず悩んでいる人が多く、ママは自分が女性として見られていないのではないか?というような悩みと、早く兄弟を作ってあげたい!という年齢的な悩みと、ダブルパンチになっている人が多くいるのです。

ひとりで抱え込まず相談してみよう
以上のように、2人目を希望しているのにもかかわらず、なかなかできない要因としてこれらがあげられます。仕事や保育園、夫婦関係に問題があるとしたら、まずはひとりでその悩みを抱えて悩まずに、周りに相談してみるというのが、意外にも解決への近道だったりします。

妊娠や出産、育児に共通して言えることですが、ママひとりが頑張りすぎてストレスを抱えることで、体調を崩し、いっそう妊娠を遠ざけてしまうことがあります。

まずは自分に「周りに頼ってみる」という許可を出してみると、2人目の問題がクリアになって、赤ちゃんはすぐそばまであなたの元へ降りてきてくれるかもしれませんよ。



引用元:
2人目妊活に立ちはだかる「3つの高い壁」(東洋経済オンライン‎‎)