■ 何で、妊娠中は免疫力が低下するの?

妊娠中は免疫力が低下しやすいといわれていますが、なぜでしょうか。
免疫とは体の中に入ってきた寄生虫や細菌、ウイルスなどを「自分と違うもの=異物」と免疫細胞が認識して、攻撃したり体の外へ排除したりする仕組みで、こうして私たちは健康に過ごすことができます。

ところが、妊娠したお母さんのお腹に宿る赤ちゃんは、お母さんとまったく同じ遺伝子をもつわけではありません(血液型も同じではありませんね)。そのため、通常の免疫状態では、お母さんにとって赤ちゃんは「異物」とみなされてしまい、免疫細胞の攻撃にあってしまいます。

こうしたことが起こらないように、妊娠すると免疫寛容といって、免疫系が少し鈍くなるのです。これが妊娠中に免疫力が低下する理由です。

■ 徹底的にウイルス感染を予防するしかない!

このような理由から妊娠中は感染症にかかりやすくなります。
しかし、妊娠中は、お母さんが内服したお薬は胎盤を通じて赤ちゃんへ行ってしまうので、風邪薬や抗生剤は安易に内服することができません。ですから、感染を予防することが妊娠前よりも非常に重要になります。

感染予防として、まずは手洗い、うがいをこまめにすることが大事です。また、人混みへ出かけることはできるだけ避け、もし出かけるときはマスクを着用しましょう。特に冬場は、乾燥するとウイルスが繁殖しやすくなりますので、室内では加湿器などで適度な湿度を保つようにしたいですね。

マスクは、喉の保湿のためにも効果的です。同居している家族の誰かが風邪を引くと感染の可能性もありますから、家族みんなで協力して予防を徹底しましょう。また、疲労がたまると免疫力がさらに低下しやすいので、免疫力を維持するためにも栄養、睡眠をしっかりとりましょう。


■ まとめ

予防接種で防げる感染症もあります。
特に、妊娠中に風疹や麻疹(はしか)にかかると、流産や赤ちゃんの奇形を招くリスクが高くなるので、妊娠を考えている女性はこれらのワクチンをあらかじめ接種しておくのもひとつの手。

またインフルエンザワクチンも妊娠中期以降であれば安全ですので、かかりつけの先生に相談して受けるようにしましょう。


引用元:
妊娠中に風邪を引いたらどうしよう……。(livedoor)