乳幼児を中心に発症する感染症「ヘルパンギーナ」が県内で流行していると、県薬務感染症対策課が発表した。6月22〜28日の1週間に、県内45の小児科で、平均6・24人の患者がいたという。

 ヘルパンギーナは急性のウイルス感染症で、感染から2〜4日後に38〜40度の高熱を出し、のどが赤くなって痛みを伴う。口内に小さな水ぶくれもできる。通常は1週間程度で治るが、まれに髄膜炎の合併症を引き起こすことがある。せきや排泄(はいせつ)物で感染するため、保育施設では注意が必要だという。

 同課によると、例年6〜7月にかけて流行のピークがみられ、今後さらに患者が増えていくと予想されている。早めの医療機関への受診や、こまめなうがいと手洗いを呼びかけている。


引用元:
ヘルパンギーナが流行 三重県(朝日新聞)