お産の寸劇などを通じて子どもたちに命の大切さを伝える県内の助産師らのグループ「うぶごえ座」が3日、仙台市泉区の泉館山高(生徒837人)で出前授業をした。
 2年生の男女279人が参加した。武者文子代表ら3人が妊娠、出産の仕組みや胎児の成長過程をスクリーンで解説。「赤ちゃんの授乳、おむつ交換の回数はそれぞれ1日十数回にもなる。皆さんの親も懸命に子育てしたはず」などと語った。寸劇には同校の男性教諭も夫役として加わった。
 宮城は人工妊娠中絶の実施率が全国平均に比べ高いことを紹介。仙台市は性感染症の発生件数が多く、武者代表は「性行為は自分と相手の両方の健康に責任を持つ心構えが必要」と強調した。
 授業を受けた菅原玲亜さん(16)は「産み、育ててくれた親に感謝の念が湧いた。最近あまり話していない父と一緒に出掛けようかな」と話した。




引用元:
【仙台】命の大切さ出前授業 泉館山高で助産師ら(河北新報‎ )