胎児の染色体疾患の有無を調べる羊水検査が2013年に約2万600件(前年比3%増)実施され、過去最多となったことが25日、国立成育医療研究センターの左合治彦周産期・母性診療センター長らが実施した出生前診断に関する調査で分かった。染色体疾患がある確率を算出する母体血清マーカー検査も約2万6400件(同9・5%増)で最多。胎児の疾患の可能性が高まるとされる高齢妊娠を背景に出生前診断への関心の広がりが示された。

 障害が判明した場合の人工妊娠中絶という倫理的問題も指摘され正確な情報提供に基づき妊婦の意思決定を支える遺伝カウンセリングの重要性が一層高まりそうだ。




引用元:
羊水検査2万件超で最多 - 高齢妊娠背景、倫理問題も(マイナビニュース)