NST(新潟市)は、小児がん経験者の就労を支援するNPO法人「ハートリンクワーキングプロジェクト」の活動支援に平成26年度最終利益の1%に相当する700万円を寄付した。寄付は昨年に続き2回目。

 寄贈式は24日、新潟市中央区のメディアシップ内にある「はーとりんく喫茶」で行われた。「はーとりんく」は同法人が運営する小児がん経験者向け職業訓練施設の国内第1号として、平成25年に開設した。

 小児がん経験者は全国に約10万人いると推測されている。多くが病気を克服し支障なく日常生活を送っているが、中には、治療による後遺症を抱えながら就労の機会に恵まれない経験者も少なくないという。

 NSTの吉田秀穗専務が、同法人の林三枝副理事長に寄付の目録を贈呈。林副理事長は、小児がん経験者の長期ケアに関する研究支援▽経験者の雇用の場の拡大▽小児がんの子供たちへの教育環境づくり−などに寄付を活用したいと述べた。


引用元:
小児がん経験者の就労支援、NSTが700万円寄贈 新潟(産経新聞)