国内の妊婦約32万人を対象にした調査で、流産や早産につながる恐れのある性感染症「性器クラミジア」に2.4%が感染していることが、公益財団法人「性の健康医学財団」(東京都)の集計で22日までに分かった。年間約100万人が誕生していることから、妊婦全体ではおおむね2万4千人が感染していると推計されるという。

 性器クラミジアは自覚症状がないことが多く、実態把握が難しかった。財団の熊本悦明札幌医大名誉教授(泌尿器科学)は「若い妊婦を中心に想像以上に広がっている。妊婦以外の一般女性も相当数が感染していると推定される」と話した。

 調査は2013年10月〜14年3月、開業医でつくる日本産婦人科医会の協力を得て、妊婦健診を受けた32万5771人のデータを集めた。

 その結果、2.4%に相当する7690人が感染していた。年代別の感染率は19歳以下15.3%▽20〜24歳7.3%▽25〜29歳2.2%▽30〜34歳1.2%――だった。大規模な調査は今回が初めてのため、過去からの詳しい増減などは不明だとしている。

 性器クラミジアは性行為で感染する。女性は子宮の入り口に炎症が起きて、おりものが増える。長期化すると、卵子が通る卵管にも炎症が広がって不妊症につながる。〔共同〕


引用元:
妊婦2.4万人がクラミジア感染 調査推計 (日本経済新聞)