生理痛の辛さは人それぞれだしその時々によっても違うもの。ですが、とくに病気でもないのに症状がヒドイという人は、何気ない生活の中にその原因を作ってしまっている可能性があります。

たとえば食生活。じつは、チョコレートやコーヒーで生理痛が悪化することもあるのです。ほぼ毎日食べている、飲んでいるという人は要注意!



今回は、こんなふうに何気なくやってしまっている生理のときの過ごし方をピックアップし、その問題点と改善方法を紹介していきます。

1.食生活を見直す

生理の時には血管や子宮を収縮させるもの、体を冷やすものは極力避けましょう。それぞれ代表的な食材は次のとおりです。

●血管や子宮を収縮させる・・・チョコレート、コーヒー、チーズなど

これらには血管や子宮を収縮させるチラミンという成分が多く含まれています。できれば生理の1週間前から控えましょう。

また、カフェインがPMS(月経前症候群)の症状を悪化させると言われているので、PMSで悩んでいる人も生理前にはチョコやコーヒーは控えたほうがよさそうです。

どうしても甘いものが欲しいときは、バナナや小豆を使ったあったかスイーツがおすすめ。カリウムや食物繊維が豊富に含まれるので、生理前に起こりがち便秘やむくみ解消に有効です。

●体を冷やす・・・アイスクリーム、冷たい飲み物、白砂糖(を使用したスイーツ)など

ほかにもレタス、キュウリ、トマト、スイカなどの野菜や果物も体を冷やします。生理の数日前から控えましょう。サラダを食べるなら根菜を使った温野菜サラダがおすすめです。また、生姜、ネギ(タマネギ)、にんにくは身体を温めてくれるので薬味や隠し味として積極的にとりましょう。



2.生理を前向きに捉える

生理は汚いものという思い込みがあたり、母親が生理痛で苦しんでいる姿を子供の頃に見て育つなどした場合、こうした生理に対する嫌悪感が生理痛悪化の原因のひとつになるとも言われています。

じつは生理は、体に溜った老廃物を排出してくれるまたとない機会でもあるのです。ですから「あぁ、憂うつ」ではなく、「デトックス期到来!」と前向きに捉えて過ごすに限るのです!

3.クスリは痛くなる前に飲む

鎮痛剤に頼りたくないという人もいると思いますが、どうしても我慢しきれないときには次のことを頭に入れておきましょう。常に鎮痛剤が手放せないという人、鎮痛剤があまり聞いている気がしないという人も(自分がどんな薬の飲み方をしていたか)ちょっと思い出してみてください。

生理痛の痛みは、子宮内膜で分泌されるプロスタグランジンという物質が子宮を収縮させることで起こります。そして鎮痛剤にはこの物質が合成されるのを未然に阻止する成分が含まれています。

ということは、鎮痛剤は生理痛が起きる前に飲まなければほとんど意味がないということです。イヤな予感を覚えたらすぐに鎮痛剤を飲みましょう。

いかがでしたか?該当するものがいくつもあってショックという人もいるかもしれません。いきなりその全部を見直そうとして逆にストレスをためては本末転倒です。できることから少しずつ改善していってくださいね!



引用元:
ツラ〜イ生理痛の原因はチョコやコーヒーだった!憂うつなあの日を快適に過ごす方法3つ(日刊アメーバニュース)