川崎市が梅毒に注意を呼びかけている。市内では近年、患者が急増しており、昨年は5年前の約6倍の報告があった。全国的にも増加傾向にあり、市は「妊婦が感染すると胎児にうつり、死産などにつながる恐れがある。特に妊婦は気をつけて」と促している。
 梅毒は性的な接触で感染し、1967年には全国で約1万1千例の報告があった。その後は減少傾向にあったが、近年、再び増加。国立感染症研究所によると、2012年に875例、13年に1228例、14年に1671例を数えた。市内も同様で、09年は5例だったが、昨年には31例まで急増。今年は6月7日までに23例の報告があった。
 市によると、06年以降の報告総数は男性100例、女性42例。男性は20〜40代、女性は20〜30代が目立つという。市の担当者は「若い世代には過去の病気というイメージがあり、知らないうちにうつしてしまうこともあるようだ」と話す。治療が遅れると、脳や心臓に合併症を起こす恐れもある。「不安があれば、早めに泌尿器科を受診して」と呼びかけている。
(朝日新聞 2015年6月18日掲


引用元:
梅毒患者急増「早めの受診を」 川崎市が呼びかけ (apital)