7月7日まで募集 指定病院勤務で返済免除

 県は、本県で特に不足している産科と精神科を目指す研修医への奨学金制度を設け、希望者の募集を始めた。

 対象は2015年度から臨床研修を受けている研修医で、出身地や大学、研修病院の県内外を問わない。研修終了後は県内の病院で勤務することが条件。研修期間の2年間に月20万円を支給し、県が指定する病院で4年間勤めれば返済が免除される。募集定員は産科、精神科とも3人ずつの計6人。募集締め切りは7月7日。

 県によると、県内の医師数は2012年12月末現在、人口10万人当たり195・1人と全国平均の237・8人を大きく下回り、全国42番目。精神科医は9・3人で41番目、産科・産婦人科医は、15歳〜49歳の女性10万人当たり35・3人で全国43番目だった。

 県医師・看護職員確保対策課の五十嵐直子課長は「どの科に進むか迷っている人はこの制度を利用して産科医や精神科医を目指してほしい」と話している。

 問い合わせは同課、025(280)5960。




引用元:
産科と精神科の研修医、県が奨学金(新潟日報‎)