自身の出産体験に基づき、産後も着られるマタニティードレスのブランドを立ち上げた女性がいる。逗子市に住む2児の母、武田明奈(はるな)さん(32)。「服でお母さんの気持ちを明るくしたい」と着想したドレスは、着る人思いのデザインと機能にあふれている。

 創業の原点は、既製品への物足りなさだった。長男(2)の妊娠時に手を伸ばしたワンピースは、ゆったりした着心地の一方、「着太りして見えるのが気になった」。着たい服を着られず、外出を面倒に感じることもあった。

 「望む服がないならば自分でつくる」。服飾業界に携わったことはなかったが、版画ギャラリーや飲食店を経営した経験があり、長女(10カ月)を妊娠していた一昨年冬、ブランド立ち上げを決めた。

 こだわりは、あちこちにある。着太りして見えないよう縦のラインを強調するため、襟元は産後の授乳時にも便利なV字型。スカート丈は安全に配慮しつつ、くるぶしまでの長さにして優雅さも出るようにした。

 下着のラインが透けず、家事の時間短縮にもなる速乾性がある生地。肌を明るく見せるアイボリーや藍色の色合い。首元に縫い付けるのが一般的なブランドタグは着心地優先で取り付けず、子どもの誤飲を避けるためボタンを使わない。

 逗子駅前に実店舗と、通信販売を受け付けるホームページを1月にオープン。量産できず1着3万円台と高価だが、品質には自信がある。「お父さんのスーツを買う感覚で、長く愛用してもらえたら」と武田さん。

 ドレスをきっかけに、世の産前産後のお母さんたちに充実した時間を過ごしてほしい。「お母さんが明るい気持ちになれば、家庭の中も明るくなるはず」。そんな望みも託している。

 問い合わせは「マタニティ ウェア ハウス」電話046(872)5572。
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最終更新:6月15日(月)7時0分


引用元:
ママが喜ぶドレスを 出産経験者がブランド設立(カナロコ by 神奈川新聞)