一生結婚するつもりはない――。こう考える男女(18歳以上)が約17%に上ることが、県の調査でわかった。県は結果を踏まえ、「若い人たちに結婚や子育ての楽しさを伝えたい」と少子化対策に生かす考えだ。
調査は昨年11〜12月に実施。県内の18歳以上の男女4500人を無作為に抽出し、40・1%の2005人から、郵送で回答を得た。
「少子化の要因は未婚や晩婚化が年々進んでいるため」(県青少年男女共同参画課)として、調査では未婚者を対象に、結婚願望の意識も聞いた。「結婚したい」と答えた人は全体で54・8%。年代別では、20代70・2%、30代73・6%と高かった。
これに対し、「一生結婚するつもりはない」と答えたのは、全体で17・4%。20代は3・5%と40代は5・0%と低いが、30代は13・2%と突出。世代間のばらつきが目立った。
未婚者に限って独身でいる理由について聞いたところ、「適当な相手にまだめぐり会わないから」と答えた人が27・4%で最も多かった。20代は61・4%、30代が76・3%と、若者ほど理由に挙げる割合が高かった。
「独身の自由さや気楽さを失いたくないから」を選んだ人は11・4%、「今の仕事(学業)に打ち込みたいから」も11・0%あった。「結婚するにはまだ若すぎるから」と考えている人は20代で26・3%いたが、30代はゼロだった。
理想とする子どもの数も聞いた。最も多かったのが「3人」で54・3%。「2人」は31・7%、「4人」は4・5%だった。
県がほぼ同じ時期に、同じ趣旨で大学生を対象に実施した調査(対象500人、回答率50・8%)では、72・4%が「1人」と答え、県全体の調査とは対照的な結果となった。
鹿児島県の2014年の合計特殊出生率(1人の女性が一生に産む子どもの平均数)は1・62。全国平均は上回っているものの、人口維持に必要とされる2・07を下回っている。
県青少年男女共同参画課の担当者は「結婚や出産を希望しながら、実現できていない人を支援していきたい」と話している。
(礒部修作)
■県民意識調査の結果【結婚願望】 18歳以上全体 20代 30代 大学生
結婚したい 54.8 70.2 73.6 76.6
一生結婚するつもりはない 17.4 3.5 13.2 2.1
【理想の子どもの数】
18歳以上全体 20代 30代 大学生
3人 54.3 49 50.7 0.8
2人 31.7 35.3 33.3 18.4
4人 4.5 3.9 5 ―
1人 1.1 2.9 2.5 72.4
【予定している子どもの数】
2人 38 43.1 47.8 ―
3人 26.7 28.4 21.9 ―
1人 7.9 1 7.5 ―
(朝日新聞 2015年6月10日掲載)
引用元:
「一生結婚しない」17% 未婚者54%、結婚したい 鹿児島県、18歳以上調査()