児童精神医療に詳しい精神科医を育てるため、県は長崎大大学院が今年度に設ける講座に1500万円を補助する。9日に発表した今年度の補正予算案(総額約42億円)に費用を盛り込んだ。16日に開会する県議会6月定例会に提案する。

 講座では児童相談所での研修も予定しており、医師と児相の円滑な連携も期待できる。県によると、県内の児童精神医療の専門医は6医療機関の10人にとどまっており、全国的にも不足しているという。

 また、県内の小児科医らに、発達障害の児童について、今年度から県立こども医療福祉センター(諫早市)で8日程度の研修を受けてもらう。新たに発達外来を開設する医療機関には経費の一部を補助する。こうした発達障害児の医療体制の整備に約410万円をあてる。


引用元:
長崎)子どものケア強化に2千万円 県補正予算(朝日新聞)