「伸びる続ける子」の母はココが違う
ダメなところだけを見て、わが子の資質を判断してはいけない
子育てで、ここだけは押さえておきたい3つのポイント の続きです。
「ああ、あんなこと言っちゃった。」子どもへの言葉かけは本当に難しい。今回は、お母さんだからできる「会話」の習慣について花まる学習会代表の高濱正伸さんにお話を伺った。
高濱さんいわく、「頑張り抜く力が出るか、やる気がしぼんでしまうかは、『親のひと言』次第」なんだとか。
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■子どもが自分から宿題をやるシンプルなルール
「宿題やったの?」。この一言を言わずに済むのなら、どんなに楽だろう…。そんなママたちに朗報だ。高濱さんによると、なんと子どもが自分から宿題をやる方法があるそう。
「子どもがみずから宿題をやれなかった時には、お母さんは黙っていてください。しかし、子どもが進んで宿題をちゃんとやった時には、『やれたね、すごいね』と褒めてあげてください。」
つまり、宿題ができたらほめる、できなかったら何も言わないことを続けるということ。およそ2週間このルールに従っただけで、子どもが自分からどんどん宿題をやるようになるという。
さらに、「NGワードを言わないこと」「肯定的なことだけ言葉にすること」、この2点も大きなポイントだ。
■子供が克服できたことを、正確に言葉にする
花まる学習会の講師研修で高濱さん自身がいつも言っていることがある。それは、「その子自身が伸びて、克服したことを正確に言葉にしてあげることが一番大切」ということだ。
「すごいね」「できるね」といった褒め言葉も、もちろんいい。でも、実はもっとシンプルに、何かを克服した、その事実を言葉にするだけでいいのだそう。
「『この子は、これが課題だな』ということを日頃から頭に入れておき、乗り越えたと感じた時は、そのままの気持ちを言葉にしてあげてください」。
■子供に「正しく」「きちんと」やらせようとすることが、子供のやる気を奪っている
勉強ができなかったり、わからなかったりすると、すぐにやる気がなくなってしまう、わが子。「だから、アナタはダメなのよ」。そんな一言が、すぐに口をついて出てきてしまうこともあるだろう。
「でも、そういう子の場合、お母さん側に問題があることも多いのです。正しく、きちんとやらせようとしていませんか?」
高濱さんのこの発言に、思わずドキッ!! とした。
「たとえば、計算が合っていた時だけ、褒める。計算に時間がかかっていたり、計算が間違えていたら、叱る。つまり、スラスラできた時だけが評価の対象になっていると、こういうこと(=こどもがすぐやる気をなくすること)がよく起こります」
「もちろん計算や漢字の書き取りは基礎として大事。でも、お母さんとマンツーマンで答えが合っているか合っていないか、最後まできちんとできたかできていないかを毎日繰り返していくと、まず文章題のできない子になります。すると、ちょっと考えなくてはいけない問題になると面倒になり、やる気をなくしてしまう子ができ上がるんです。」
これって、まさに我が家だ…。原稿を書きながら、思わずうな垂れてしまった。子どもに良かれと思ってやっていたことが、ヤル気がない子を作っていたとは! では、親はどうしたらよいのだろう?
「伸び続ける子は、思考体験が豊かです。思考体験と言っても難しいことではなく『わかっちゃった体験』がどれだけできたか」なんですよ。
「わかっちゃった体験」とは、子どもが見て「なにこれ?」と思い、「あ、そういうことか! わかっちゃった」があるということ。すると、子どもはその喜びを味わいたくて勉強する。原点は小さな、小さな「わかっちゃった」という成功体験なのだ。
「お母さんは『きちんと最後までやりなさい』ではなく、できた時に『こんな問題までわかっちゃうなんて、すごいね!』と認めてあげてください。世界で一番大好きなお母さんに認められたら、『よっしゃ!』という、やる気にあふれた子どもに変わります」
本特集の原稿を書きながら、自分の子育てを省みて、「ごめんなさい!」と、子どもに謝りたくなった。でも、仕方ない。今、気づけたことに感謝して、高濱さんに教えていただいたことを生活に少しでも取り入れて、伸び続ける子が育つママになりたいものだ。
引用元:
伸び続ける子にする、親の声かけ――「頑張り抜く子」が育つ親子の会話とは?(伸び続ける子供が育つママ特集4)(excite)