希望しても子どもができない“不妊”に悩む夫婦が増えています。国立社会保障・人口問題研究所ホームページによれば、その割合は6組に1組にも上るとされています。

医療機関で不妊治療を受ける場合、治療費は30万円からと高額。しかも成功率は10〜20%と低く、何度治療を受けても子どもができないというケースも珍しくありません。

そんな中、ファスティング(断食)が不妊の治療になると脚光を浴びています。今回は不妊の実態についてご紹介します。

■不妊の原因の半分は男性にある

女性側の問題に結びつけがちな不妊ですが、WHO(世界保健機関)の調査によると、女性側の問題が41%、男性側の問題が24%、男女両側の問題が24%で、男性が問題を抱えている場合も多いことがわかっています。

不妊の原因の一つに考えられているのが化学物質の影響です。たとえば、ダイオキシンなどの環境ホルモンは女性ホルモンと構造が似ているため、オスがメス化するという現象が自然界でも確認されており、人間においても精子の数の減少や奇形につながると見られています。

■ファスティングは体を元のあるべき姿に戻すもの

そんな中、断食が不妊治療にもなると注目を浴びています。

そもそも、生物は子孫を残す能力を生まれつき持っています。不妊とは自然界ではあり得ない不自然な状態。ファスティングは体を本来のあるべき姿に戻すことにつながるため、もともと持っていて失われてしまった妊娠する力も取り戻すことができるのです。

実際に過去に植物油にPCB(ダイオキシンの一種)が混入される事件が起きた時にもファスティングによってPCBを体外に排出できたという記録が残されています。

■大事なのは妊娠する前にファスティングすること

不妊の他に問題になっていることが子どもの健康被害です。増えているアトピー、食物アレルギー、ぜんそくなどの症状も、母親の体内で化学物質に晒されたことが要因になっていることが指摘されています。

ファスティングは、妊娠中の安全性が証明されていないため、妊娠してしまった後は推奨できません。結婚を期に、いつ子どもができてもいい体作りを目的とした“ブライダルファスティング”を実践する人が増えているのはそういった理由もあるのです。

不妊治療だけではありませんが、「治すのは自分自身だ」という意識を持つことが大事です。ただ医療機関に頼るのではなく、自分で調べて勉強し、意思を持って選択をしていく姿勢を持つようにしましょう。


引用元:
夫婦の6組に1組が悩む「不妊」治療にはファスティングが効果的⁉ (DMM.com)