乳幼児の紫外線(UV)対策について学ぶセミナーが28日、新潟市秋葉区の子育て支援センター育ちの森で開かれた=写真=。保護者は、わが子へのUV対策の方法とともに、適度に日光を浴びる大切さも学んだ。

 新潟大医学部助教、田中美央さん(42)=小児看護学=が講師を務めた。

 田中さんはUVの身体への影響について、「皮膚がんや白血病の発症リスクを高める」と解説。一方、ビタミンDの欠乏が一因の「くる病」が乳幼児に増えていること触れ「UVは体内でビタミンDの生成を促す。日中10〜20分程度の日光浴は必要だ」と説明した。

 対策として、目の細かい生地の服やつばの広い帽子の着用を紹介。皮膚の新陳代謝を高める効果があるトマトなどの夏野菜を摂取するよう薦めた。また、肌を保湿してから子ども用の日焼け止めを2〜3時間おきに塗るよう指導した。

 生後2カ月の娘と参加した女性(38)は「学んだことを生かして対策をしたい」と話した


引用元:
赤ちゃんにも大切 紫外線対策学ぶ(新潟日報‎)