座りっぱなしの生活は乳がんのもとになり得るようだ。

21の研究をまとめて分析

 中国の華中科技大学の研究グループが、疫学分野の国際誌であるアナルズ・オブ・エピデミオロジー誌に2015年5月22日に報告した。

 座っていると病気につながるのではないか。そんな観点からの研究報告は珍しくなくなっている。例えば、最近も糖尿病を増やすという報告があった(座っている時間の多い人は糖尿病を発症する危険性が高いを参照)。

 研究グループは、このたび乳がんの危険性との関係を過去の研究報告に基づいて分析している。

 世界的なデータベースである「パブメド(PubMed)」と「エンベース(Embase)」に基づいて、2014年9月までの論文を抽出。

 女性にとって座りがちな生活と乳がんとの関係がどれほどかを分析した。

乳がんのリスクは高まる

 21の研究のデータに基づいて調べた結果、座りがちな生活が乳がんのリスクをやや高めると分かった。

 複数の条件で調整すると、危険度は8%高まるというもの。

 中でも仕事で座りがちである場合に、危険度は10%高まっていると分かり、統計学的に意味のある差であると判明した。

 日常生活でも、休みのときでも座りがちな生活を送っていると乳がんの危険度を高める傾向はあったが、統計学的に意味のある差はつかなかった。

 仕事で座りっぱなしである場合の影響が強いと見られる。

 複数の研究の間で結果の偏りもなかった。

 座りっぱなしであると思い当たるとしたら、気を付けたい。


引用元:
座りっぱなしの生活は乳がんのもと、仕事で座り作業が影響か(Medエッジ)