今月4日から「歯と口の健康週間」が始まりますが、東京消防庁では、乳幼児が歯磨き中に歯ブラシで口の中をけがする事故が都内で相次いでいるとして、注意を呼びかけています。

東京消防庁によりますと、歯磨き中に歯ブラシが口の中に刺さる事故で救急車で病院に運ばれた5歳以下の子どもは、去年までの5年間に207人に上っているということです。特に多いのは1〜2歳の乳幼児で歯磨き中、親が目を離した隙に動き回り、けがをすることが多く、中には手術が必要な大けがをするケースもあったということです。
このため、東京消防庁では、今月4日から「歯と口の健康週間」が始まるのを前に、1日からホームページで、虫歯予防と合わせて、歯磨き中の子どもの事故を防ぐ注意喚起を行うことになりました。
ホームページには具体的な事例とともに事故を防ぐポイントが示されていて、小さな子どもに歯磨きをさせるときは、歯磨きに集中させることや、イスの上など不安定な場所で歯磨きをさせないこと、それに保護者が付き添うことなどを呼びかけています。
一方、小児科の専門医などで作るNPO法人「セーフキッズジャパン」では、こうした歯ブラシの事故を防ぐため、口の中に刺さらないよう、柔らかい素材を使った特殊な歯ブラシの開発も進めていて、NPO代表で小児科医の山中龍宏さんは「親は子どもから目を離した自分を責めてしまいがちで、この種の事故は表面化しずらく、明らかになった事故は氷山の一角。親の注意にも限界があり、製品の改良なども通じて、環境を変えることで子どもを守ることが重要だ」と話しています。

引用元:
乳幼児の歯ブラシ事故に注意(NHKニュース)