春はあたたかいので感染症の流行する季節ではない……。そんなふうに思っている人も多いかもしれません。



でも、女性はとくに気をつけたい病気「風しん」は、5月が流行のピークを迎えることが多いのだそうです。“女性はとくに”と書いたのは、妊娠したときに風しんにかかっていると、おなかの中の赤ちゃんに影響を及ぼすことがあるから。耳が聞こえなくなったり、重い心臓病になってしまったりする「先天性風しん症候群」を発症する恐れがあるからです。発症してしまった場合、完治する手立ては今のところありません。だから、予防接種をきちんと受けて、体の中に抗体をつくることが大事なのです。



と、ここで「あれ、私はワクチン接種してるのかな?」と思った人もいるのでは? そんな人は、下記の関連リンクでチェック。この中の表を見れば、自分がどの時期に予防接種を受けた可能性があるかわかります。これをもとに、ご両親に聞いたり、ご自身の母子手帳を見たりして、ぜひ確認してみてください。



今の子どもたちや24歳くらいまでの人は、風しんワクチンを2回接種した世代ですが、25歳以上の人たちは、1回接種。シロタ産婦人科名誉院長の久保隆彦医師によれば、1回接種の人たちは、2回接種の人たちよりも抗体が弱く、もう一度接種したほうがいい場合もあるとのこと。「両親に聞いても覚えてなかった」「母子手帳が見つからなかった」などという人も含めて、これらの人たちは抗体検査を受けるとよいでしょう。妊娠を希望する女性なら無料で受けられるので、おすすめです。



最後にもう一つ。男性は妊娠する生き物ではありませんが、風しんに感染し、それを女性にうつしてしまう可能性はもっています。中でも、36歳以上の男性は定期接種のなかった世代なので、より注意が必要です。自治体によっては、男性の抗体検査が無料の場合も。パートナーと先天性風しん症候群の話をして、一緒に抗体検査を受けるとよいでしょう。



将来の赤ちゃんのために、みんなができること……。自分事として考えていきたいですね。



◇「風しん」予防は社会、職場全体の問題 風しんワクチンの接種はなぜ大切? Vol.2(妊娠出産インフォ)



引用元:
風しんは春が感染シーズン 未来の赤ちゃんのために準備しておきたいこと (T-SITE)