ふじみ野市は二十五日、子宮頸(けい)がんワクチンを接種した後、視野欠損や手足のまひなどの症状に苦しむ女性(20)を救済するため、市独自に医療費を補助すると発表した。同様の支援は横浜市や東京都武蔵野市、茨城県牛久市などが実施しているが、県内の自治体では初めて。

 また、二〇一一年二月以降に同ワクチンの接種を受けた約二千五百人に症状がないかどうかを調査する。これらの事業費六百二十五万円を盛り込んだ補正予算案を市議会に提出する。

 市保健センターによると、この女性は高校一年だった一一年二月と三月にワクチンを接種。二回目の接種の後、視野の欠損、右手足のまひ、頭痛、めまい、記憶障害などの重い症状が出た。現在は大学生で、介助などが必要だという。

 法律に基づく定期接種になる前の任意接種だったため、独立行政法人・医薬品医療機器総合機構の救済制度を申請したが、救済を受けられなかった。市は、定期接種の健康被害を救済する国の制度に準じ、これまで支払った医療費の自己負担分約百二十万円のほか、医療を受けた月の医療手当(月額三万五千円前後)を一一年三月までさかのぼって補助する。 (中里宏)



引用元:
子宮頸がんワクチン副作用救済へ ふじみ野市、医療費補助(東京新聞‎)