蜷川実花、第2子妊娠

蜷川実花さんが、自身のブログで第2子妊娠の報告をしました。




「写真家で映画監督の蜷川実花氏(42)が24日、自身のブログを更新。第2子を妊娠し、現在妊娠6カ月であることを報告した。

「これから家族4人になることを、息子もパートナーもとても楽しみにしています」とコメント。蜷川氏は写真家、映画監督として活躍する他、2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会理事も務めている。「仕事との両立がまた大変になっていくとは思いますが、今後も子育ても仕事も精力的にやっていけたら。まわりのみんなに感謝しながら、これからも走り続けられるように頑張っていきたいと思っています」と意気込みをつづった。」

【引用:蜷川実花氏が第2子妊娠「家族4人になることを楽しみに」



第2子妊娠となると、一人目の育児もありながらの妊娠生活なので、何かと大変だと思います。つわりがひどいと育児も仕事も抱える女性にとっては、かなりの負担だと思います。



今回は、つわりについてとその対処法をご紹介します。


つわりと妊娠悪阻って違う?

一般的につわりと言われているものは「妊娠 5 〜 6 週より一過性に悪心・嘔吐,食欲不振,食嗜変化などの消化器症状が出現し,妊娠12〜16週頃にはほとんど消失するもの」のことを言います。

つわりの程度が異常に重症化した状態を妊娠悪阻(にんしんおそ)といいます。妊娠悪阻の状態では、治療が必要になってきます。

悪阻(おそ)とは、悪心して飲食ができなくなるという意味です。妊娠中に形成される毒素による妊娠中毒症の一種とされています。貧血症、胃障害、子宮後屈、ヒステリー、神経症などが妊娠悪阻の素因とされています。その病勢の程度に従って軽症、重症、最重症の3つに分けられます。

治療が必要になるかならないかの分かれ目は、栄養障害を起こしているかにあるようです。

もし脈が110異常になり、体温が38℃以上に及ぶもの、尿量が減少し、尿中に蛋白などを認められる場合は妊娠中絶を必要とすることもあります。


つわりの対処法は?

つわりの代表的な症状は吐き気や食欲不振などですが、そうなると一回の食事では量が食べられないと思います。1食を2回に分けて1日に5〜6回の食事にするなどの工夫をしましょう。バランスの良い食事も大切ですが、この時期は、食べられることを優先してください。また、この時期は体重増加をあまり考える必要はないといいます。体重が落ちすぎないように気をつけていれば大丈夫とのことです。



つわりの時の食事の工夫



「・1日3食ではなく5〜6食と、こまめに食べて・・・空腹だと症状が強まるので小分けして。

・脱水から便秘になり易いのでたっぷりの水分補給を・・・ジュースやスープで口をさっぱりと。

・ビタミンB1の多い食品を積極的に食べて症状改善・・・豚肉や胚芽入りご飯、パンなども!

・バランスの良い食事を目指して食材や調理法に工夫を・・・酸味や冷たいものを利用して。

・職場や周りの人も良き協力者・・・間食を食べる場所や休憩所は決まっている?

・自分の苦手な食材は遠ざけよう・・・苦手な食材が特定できるなら、この時期は避けましょう。」

【引用:公益社団法人 日本栄養士会】

妊娠悪阻に漢方は?

つわりの段階では、休むことを優先したり、食事に関しては、食べられるときに食べられるものをとるようにします。但し、つわりの症状が長引いて栄養障害を起こしてしまうと治療が必要になります。

一般的な治療の方法は、点滴で水分や栄養分の補給、葉酸を中心としたビタミン剤の投与、場合によっては精神安定剤や制吐剤の投与などです。

漢方ではどのように治療するのでしょうか?



小半夏加茯苓湯(しょうはんげかぶくりょうとう)


この処方は、近代産婦人科の本にも常に記載されているもので、悪阻に対する代表的な処方です。悪阻の初期で比較的軽症のものに一般的に用いられます。冷服が適しています。



半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)


この処方はやや時期が経過し、神経症状が加わった場合、あるいは神経質の人やヒステリー傾向のある人によく効きます。冷服が適しています。



人参湯(にんじんとう)


体質が虚弱な冷え症の女性で、また普段から胃腸の弱い人に用います。激しい嘔吐はないが、常に口の中に生つばがたまり、腹痛もある場合に、温服すると良いです。



呉茱萸湯(ごしゅゆとう)


重症で、食べればたちまち吐いてしまい、頭痛、めまい、不眠などがある場合に用います。手足が冷たい場合にも適しています。温服が適しています。



体質や症状を判断して、このような漢方が用いられます。



引用元:
蜷川実花第2子妊娠 つわりと漢方(漢方デスクニュース‎)