島根県出雲保健所が性教育に関する独自の補助教材を作成した。指導教材が少ないとする学校現場の要望に応えた。2015年度は専門家を出雲市内の小中高校に派遣する出前授業も始め、正しい知識の啓発に努める。
同保健所は13年度、市内67の小中高校に性教育の課題に関するアンケート調査を実施。指導教材が教科書しかなく、より効果的な教材や資料を求める意見が多かったことから、管内の医師や養護教諭に呼び掛けて作った。
教材は、思春期の心と体の変化をまとめた「基礎編」と、望まない妊娠や性情報の選択、性被害を紹介する「応用編」で構成。写真や各種統計情報を交え、分かりやすく示した。内容は中学生向けで、パワーポイント(計104ページ)で作成し、市内小中高校にデータを配布した。
併せて、医師や助産師を要請のあった学校に外部講師として派遣し、教材を活用した授業を行う。
同保健所健康増進課の坂本弘子課長は「性感染症や妊娠、出産適齢期について正しく理解する参考にしてほしい」と話した。
県内の15〜19歳の女子1千人に対する人工妊娠中絶実施率は12年度4・8件(全国7・4件)。03年度の11・2件(同11・9件)に比べ減少したが、18歳以下が6割を占める。
一方、13年に、性感染症にかかった未成年男女は前年比13人増の37人。スマートフォン普及などで、有害情報に接する危険性が増しており、正しい知識の学習が課題になっている。
引用元:
出雲保健所が性教育の独自教材 学校現場要望で作成(山陰中央新報 )