北九州市は20日、老朽化のため、移転の上、建て替える市立八幡病院(八幡東区)の基本設計の概要を明らかにした。小児部門と救急部門の態勢を充実させ、2019年3月までの開院をめざす。一方、市民から保存の要望が上がっていた八幡図書館は解体の方針が改めて示された。

 市病院局によると、ともに365日24時間稼働する小児部門と救急部門を1階に集約して態勢を充実させる。現在の18診療科は維持し、病床も現在とほぼ同じ300床前後を整える。

 病院棟は鉄骨造り7階建ての免震構造。成人外来部門を2階に集約し、5階の小児病棟には、患者や家族がくつろげる吹き抜けの中庭を設ける。小児専門の集中治療室(PICU)を新設し、集中治療室(ICU)と手術室とともに3階に配置する。災害時などに傷病者の緊急度を判断するトリアージが迅速にできるよう、正面玄関前にひさしとスペースを備える。屋上には患者受け入れ搬送のためのヘリポートを設ける。

 移転先の敷地内にあり、現在、市職員研修所と「現代美術センターCCA北九州」が入居している九州国際大学文化交流センターの建物を大学から取得し、3階と2階の一部を病院の管理部門、1階と2階の一部を新たな八幡図書館として改修し、入院患者への配本サービスも検討する。駐車場は200台分を整える。

 今年11月に一般競争入札で事業者を決めて契約。16年に詳細設計を完成させた後、建設工事を始める予定だ。建設工事費や医療機器購入費など総事業費は154億円。


引用元:
小児・救急部門を充実 北九州市立八幡病院、2019年までに開院