病気やけがで入院した子どもへの教育の実態を文部科学省が初めて調査し、20日に結果を発表した。2013年度の1年間に30日以上の長期入院をした延べ6349人のうち、4割の2520人に授業にあたる学習指導が行われていなかった。指導は受けられる状態だったのに「教員確保が難しい」などの例があった。
長期入院の場合、病院内に分教室や分校を置く特別支援学校などに転校することが一般的だ。ただ、入院と自宅療養を繰り返す場合などは転校をしないことも少なくないという。指導が行われない中にはこうしたケースが含まれていると文科省はみており、だれもが指導を受けられるように病院と学校をつなぐコーディネーターの配置や、両者が連携するモデル事業を来年度にも始めたい考えだ。
調査は、全国の国公私立の小中高校と特別支援学校、教育委員会を対象に実施。病気やけがによる入院で転校や編入学、退学をした子は延べ約4700人。小中学校では7割は前の学校に戻ったが、うち1割は再び転校などをしていた。
引用元:
長期入院の子ども、4割学習指導なし 文科省調査(朝日新聞)