伊賀市は19日、第3子以降の子どものほとんどについて保育料を無料にするなど、9月から実施する少子化対策を発表した。6月1日に開会する定例市議会に関連議案を出す。岡本栄市長は「人口政策、地域振興策の点から子育て環境をさらにパワーアップする」と話した。
 伊賀市では現在、3人目(4月1日時点で18歳以上の上の子は数えないで3人目)以降の子どもが保育所(園)に通う場合の保育料を3割減額しているが、これを9月から無料にする。幼稚園に通う子どもも市立、私立問わず同様に保育料を実質無料にする。現時点では、無料化の対象が県内で最も広いという。
 幼稚園児で9月から無料化の対象となる場合は、新たに申請が必要。保護者全員に園から制度を通知する。
 幼稚園の現行制度は「小学3年生以下の上の子が2人いる場合」に無料(私立の場合は保育料に相当する金額を補助)としている。
 また、子どもの医療費の助成について、現行制度では中学生の通院が対象外となっているのを、独自に無料化の対象とする。所得制限は従来通り。対象となる可能性のある人には通知が届く。
 担当課などの問い合わせは市役所(0595・22・9611=代表)へ。


引用元:
三重県伊賀市の少子化対策、3人目以降の保育料無料に(アピタル)