妊娠初期に始まることが多いつわりですが、程度に個人差はあっても辛いことにかわりはありません。ひどいつわりのせいで、何も手につかずうつ状態だという相談者の方ですが、看護師さんたちはどの様なアドバイスをしているのでしょうか。

■つわりについての相談:「ひどいつわりで何もやる気がおきません」



『つわりがひどくて食事を食べることも作ることも辛く、かろうじて水分だけは摂取していますが、仕事も家事もできる状態ではありません。ちゃんとやりたいのに、それができない自分に自己嫌悪に陥っています。つわりが終わる時期は人それぞれと聞きますが、産むまでひどかったという話を聞くと不安で仕方ないです。臭いにも敏感になり外出も辛いのですが、少しでも楽になれる方法はありますか? (30代・女性)』



■食べられるものを食べストレスをためない



妊娠初期は、母体に蓄えられた栄養だけで赤ちゃんは育ちます。ストレスもつわりをひどくするので、無理に食べなければと思う必要はないですし、趣味などで気分転換をすることも大切です。

『つわりの原因は、ホルモンバランスの変調や妊娠により体内が酸性になる、またストレスなどがあります。個人差があって安定期に入ると落ち着く人や、妊娠後期まで続く人もいます。(産科看護師)』



『妊娠中は何かと不安になったり些細なことでイライラしたり、食べなければという思いもストレスになります。妊娠初期は母体に蓄えられた栄養でも胎児は育つので、急激な体重減少がなければ無理に食べる必要はなく、食べられる時に食べたいものを食べ、ストレスを溜めないようにしましょう。(産科看護師)』



『身体をアルカリ性にするため、野菜や果物を食べましょう。茹でた野菜を冷凍しておくと、いつでも食べられて栄養もとれます。また食事の臭いがつわりを増強させるので、少し冷ましてから食べるようにして、調理中はマスクをすると臭いが軽減されます。(産科看護師)』



『食事は一度にたくさん食べられない場合は、数回に分けるようにしましょう。クラッカーや小さいおにぎりなどを目につく所に置いておくと自然に手がでますし、果物・野菜ジュースやスムージーをストックしておくのもよいと思います。(産科看護師)』



■パパにも家事を手伝ってもらおう!



家事が思い通りにできないからと、自己嫌悪に陥る必要はありません。赤ちゃんが生まれると益々大変になるので、今のうちからご主人にも簡単な家事手伝いをお願いしてみてはいかがでしょうか。

『家事は主婦だけがするというものでもありません。これを機会に旦那様に家事を手伝ってもらうのはいかがでしょうか。本当につわりがひどく動けないことをアピールすれば、自然と旦那様も動いてくれるはずです。(内科看護師)』



『私もつわりがひどかったので、主人に頼み手伝ってもらいました。今では、家事や掃除ができる育メンになっていますよ。これがよい機会なので、ご主人にも家事に参加してもらいましょう。(消化器科看護師)』



今の時期は、食べられなくても赤ちゃんへの栄養は心配ありませんが、食べられる時に食べられるものを食べ、ストレスをためないようにしてください。家事については今の状態をご主人に説明し、できることからお手伝いしてもらってはいかがでしょうか。




引用元:
妊娠初期の「つわり」、少しでも楽になるにはどうすれば良い?(マイナビニュース)