毎月定期的に生理が来るという人もいれば、とても不規則という人もいると思います。
生理が2、3ヶ月に一回しか来ない、半年に一回しか来ない……という方、それはもしかしたら“多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)”かもしれません。
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)は、排卵障害のひとつで、若い女性の20人に一人に見られる症状と言われています。
命に関わるような疾患ではないものの、不妊の原因になることも。
今日は、現代女性に増えている、多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)について取り上げてみたいと思います。
■排卵の仕組みと多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
卵子は、左右にひとつずつある卵巣の中に蓄えられています。
卵巣のなかにはたくさんの卵細胞があり、月にひとつずつ成熟していきます。卵細胞は卵胞という袋に包まれており、成熟するとこの袋が大きくなり、破裂します。これが排卵です。
しかし、卵胞がある程度成長しているにも関わらず破裂せず、たくさんの卵胞が卵巣の壁にくっついて厚くなっている状態の人がいます。こうなると卵胞の成長は途中で止まり、卵子は卵巣から飛び出せません。
排卵がとてもしにくい状態になるのです。
これが“多嚢胞性卵巣症候群”です。英語名で“PCOS”と略されています。
排卵障害のひとつで、不妊の原因にもなるとされています。
■多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の人の4つの特徴
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)の人には、主に以下のような特徴があると言われています。
(1)生理周期が長い(35日以上)、もしくはしばらく来ないときがある
(2)太っている
(3)ニキビが多い、または思春期に他の人よりニキビが多かった
(4)やや毛深い
ちなみに、筆者も過去に婦人科で「右側の卵巣がPCOSです」と診断されました。
生理がとても不規則で、高校生から25歳ぐらいまでニキビ(吹き出物)に悩まされてました。ただ、体型はどちらかというと痩せ型です。
上で挙げたPCOSの特徴は欧米の女性によく見られるもので、日本では痩せ型の人も多いようです。
■もしかしてPCOSかも?と思ったら…
PCOSは排卵がとてもしにくい状態ですので、絶対に妊娠しないというわけではありませんが、当然普通に比べて妊娠がしにくい状態です。
筆者はPCOSと診断され、その後、本当に運良く無治療で子供を授かることができましたが、妊娠しにくい体質で、妊娠までに時間がかかったことは事実です。
妊娠を強く希望しているのなら、早めに不妊治療専門の病院か婦人科に行って対処したほうが良いでしょう。
PCOSの人が妊娠を希望する場合、病院側が行う治療としては、まず排卵誘発剤(クロミフェンなど)を使って排卵を促すことが多いようです。
それでも排卵しなければ、別の薬を加えたり、腹腔鏡で卵巣の表面に小さな穴をたくさん開けて排卵しやすくします。それでも難しければ、人工授精や体外受精に進みます。
また、PCOSはホルモンバランスの乱れが原因で起こるとされていますから、バランスの良い食事やたっぷりの睡眠を心がけ、ストレスを減らし、ホルモンバランスを整える努力をすることも大切です。
以上、いかがでしたか?
もしPCOSと診断されても、今の医療では妊娠することはじゅうぶん可能です。あまり悲観的にならずに「生理が2、3ヶ月に一回しか来ないな」「なかなか妊娠しないな」と思ったら、早めに医療機関を受診しましょう
引用元:
その生理不順、放っておいて大丈夫?不妊に悩む女性に増えている「PCOS」とは(楽天WOMAN)