泣く子は育つ−。「こどもの日」の5日、広島市中区の広島護国神社で、子供の健やかな成長を願う「奉納広島泣き相撲」が催され、赤ちゃんの元気な泣き声が境内に響き渡った。

 赤ちゃんの泣き声は「邪気を払う」と言い伝えられていることにちなみ、平成18年から毎年、こどもの日に催しており10回目。今年も生後半年〜1歳半の赤ちゃん約800人が、茶のまわしに紅白のねじりハチマキ、色とりどりのハッピをまとって畳の“土俵”に上がった。

 「泣いた方が勝ち、双方泣けば引き分け」のルール。母親らに座布団の上にのせられた赤ちゃんが向かい合って座り、取り組みが始まった。行司のかけ声に驚いて泣き出す子がほとんどだったが、顔をのぞき込んで「泣いて」との催促にも逆に笑顔を見せる子や寝たまま起きない子も。

 赤ちゃんの泣き出すのとは対照的に、わが子の成長を願う母親らからは笑みがこぼれ、境内は温かく見守る家族や参拝客らの歓声に包まれた。

 親類から泣き相撲のことを教えられ、参加した廿日市市宮園の横山太一ちゃん(1)の母親、陽子さん(31)は「予想通り最初から泣いてくれた。元気に健康に育ってほしい」。広島市佐伯区五日市中央の友重美咲ちゃん=生後9カ月=の母親、美智恵さん(29)は「相手が泣かず勝ちました。元気にけがなく育ってくれたら」と笑顔を浮かべていた。


引用元:
泣いて元気に育て! 広島護国神社で赤ちゃん800人「泣き相撲」(産経新聞)