冷凍保存された胚は科学的にも法的にも生きている子供と同じように扱うことはできない。しかし、シカゴで凍結胚の親権を巡って法廷論争が繰り広げられているという(THE NEWYORKER、Slashdot)。

THE NEWYORKERの記事によれば、凍結保存を行ったKarla Dunstonさんは、非ホジキンリンパ腫の診断を受けた。彼女とそのボーイフレンドであるJacob Szafranskiさんは、治療により子供が生めなくなることを恐れ、化学療法を行う前に胚と精子の凍結を行うことを決めた。その後Dunstonさんは治療により生き残ることはできたものの、2010年にはSzafranskiさんとの関係は終わっていたという。そしてSzafranskiさんはDunstonさんが凍結した胚を使用しないよう訴状を提出するという複雑な事態となっている。



引用元:
冷凍保存された胚をめぐる親権争い、米国で発生 (スラッシュドット・ジャパン)