環境ホルモンとして知られるビスフェノールA(BPA)の赤ちゃんに対する危険性は低いのではという指摘が出てきている。
米国のジョンズ・ホプキンス大学の研究グループがザ・ジャーナル・オブ・ペディアトリクス誌に2015年4月25日に報告した。
44人の満期児を調査
ビスフェノールAは、プラスチック、食品、そしてソーダのカンの内側に使われる化学物質であり、新生児はビスフェノールAに生まれてすぐにさらされるが、新生児は化学的に変化させ、体の外へ追い出せるという結果が出ている。
米国疾病対策センター(CDC)は6歳以上の米国人の92%以上が体内にビスフェノールAを持つと指摘している。恐らくビスフェノールAでできた容器に蓄えられた食品を食べることにより体内に取り込まれたと考えられる。
健康な新生児にどれだけのビスフェノールAが存在するかを調べた研究はない。
未熟な肝臓は化学物質の処理が難しいと仮定し、ビスフェノールAによる健康リスクを増やすのではないかと想定した。
研究グループは、2012年12月と2013年の夏の間に、44人の満期児から尿サンプルを生後3日と6日の間に一度、さらに生後7日と27日の間に再度取った。ビスフェノールA関連の2つの化学物質、フリーのビスフェノールA、処理されたビスフェノールAグルクロニドの量を検証している。フリービスフェノールAは消費者向けの製品に現れる化学物質で、ビスフェノールAグルクロニドは体で代謝された後残るものだ。
フリーのビスフェノールAは体に残らず
結果として、フリービスフェノールAは尿サンプルに見つけられなかった。
70%のサンプルはビスフェノールAグルクロニドを含んでいた。
研究グループは、ビスフェノールAグルクロニドは生物学的に活性がないので体には無害であると説明している。
ビスフェノールAグルクロニドのレベルは、人工乳で育てられた赤ちゃんのと母乳で育てられた赤ちゃんの間で差は見られなかった。人工乳で育てられた赤ん坊のビスフェノールAグルクロニドがどこからきたものかは不明という。
もっとこれまでの研究では妊娠中に母親がビスフェノールAにさらされる影響は赤ちゃんに残るとも報告されている(妊娠中のビスフェノールA、赤ちゃんにも影響が引き継がれるを参照)。生まれた後のにさらされる影響も含めて、もう少し検証は必要になりそうではある
引用元:
ビスフェノールA(BPA)赤ちゃんに危険は?(Medエッジ)