BRCA1とBRCA2は女性のがんのリスクに関係する遺伝子として知られるようになった。

 このたび家族に乳がんや卵巣がんの人がいなかったとしても、いずれかのがんになった場合には、両遺伝子の突然変異がないかを調べるべきだという研究報告が出てきた。

 カナダ、マギル大学のパトリシア・トニン氏らの研究グループが、卵巣の専門誌ジャーナル・オブ・オバリアン・リサーチ誌において2015年4月15日に報告している。

アンジェリーナ・ジョリーも受けた検査
 BRCA1とBRCA2の遺伝子はと突然変異があると、乳がんと卵巣がんになりやすくなる。米国女優のアンジェリーナ・ジョリーがこのがんの遺伝子検査を受けた後、乳房のほか、卵巣と卵管を取り除いたというニュースは話題になった。

 研究グループは、卵巣がんを患っている女性はみな、家族の既往歴に関わらず、この遺伝子検査を受けるべきだと指摘している。

 研究グループは、家族にがんの既往歴はないにもかかわらず卵巣がんを患っているフランス系カナダ人から集めた400の組織サンプルを調べた。

BRCA遺伝子の変異で問題に
 その結果、最もよく見られる致命的な卵巣がんの女性の19%は、BRCA1とBRCA2の遺伝子に突然変異を持っていると分かった。推定よりも4%から11%高かった。

 「現在では、家族に乳がんと卵巣がんの既往歴がある女性のみ、遺伝子検査を勧められている。もしBRCA1やBRCA2の突然変異が見つかれば、がんのリスクを減らす治療を行える」と研究者は説明する。遺伝子検査は従来以上に推奨されることになりそうだ。



引用元:
卵巣がんになったら、家族に同じ病気の人がいなくても遺伝子検査を(Medエッジ‎)