第三者の卵子提供を仲介するNPO法人「卵子提供登録支援団体(OD―NET)」(神戸市)は29日、匿名の第三者による卵子提供について、提携する不妊治療クリニック団体の倫理委員会が2組の実施を承認したと、横浜市で開かれた日本生殖医学会の市民公開講座で公表した。
こうした匿名の卵子提供は国内初で、近く実施される見込み。
卵子提供は、染色体の異常などにより、自分の卵子で妊娠できない女性とその夫が対象。同法人によると、これまで卵子の提供者と提供を希望する夫婦23組を対象に検査やカウンセリングを重ねる仲介手続きを実施。その結果、不妊治療クリニック団体「JISART(日本生殖補助医療標準化機関)」の倫理委員会が、今年に入って2組の卵子提供を承認した。ほかに3組が近く倫理委員会で審査を受けるという。


引用元:
国内初の第三者による卵子提供、2組で近く実施(読売新聞)