神戸市は、希望しても保育所に入所できない「待機児童」の数が、4月1日現在で前年同期より110人減少し、過去最少の13人になったと発表した。中央、兵庫、北、長田、垂水の5区で待機児童ゼロを達成した。

 待機児童の内訳は、東灘区5人▽西区4人▽須磨区3人▽灘区1人。

 市によると、待機児童数は国の基準に基づき算出。4月1日現在で希望しても入所ができていない児童690人から、他に利用可能な施設があるにもかかわらず特定の施設を希望するなどのケースを除いた数が13人となった。

 市内の待機児童数は、ピークの平成14年には1076人に上ったが、保育所整備が進んだことで徐々に減少。市は26年度、保育施設の新増設や小規模保育の拡充などで過去最大の約2500人分の受け入れ枠を確保していた。

 保育枠拡大に伴う潜在ニーズの掘り起こしも考慮し、27年度も約1200人分の受け入れ枠を整備する予定で、市こども家庭局子育て支援部振興課は「29年度中に市の待機児童ゼロを目指したい」としている。


引用元:
神戸市の待機児童、過去最少13人 5区でゼロ達成(産経新聞)