坂出市は27日、市立病院(同市寿町、砂川正彦院長)の産婦人科部長に戸田千(ゆき)氏(52)を5月1日付で任用する人事異動を発表した。産婦人科の常勤医は9年ぶり。現在休止している産科部門は、診療に必要な常勤医数が足りず依然として再開できないが、同病院は「再開に向けて一歩前進した。今度も常勤医の確保に全力で取り組みたい」としている。
同病院の産婦人科は、全国的な産婦人科医不足の影響で、2006年7月に出産や妊婦健診など産科部門の診療を休止。現在は香川大医学部から派遣された非常勤医3人が週2日、交代で婦人科の外来診療だけを行っている。
産科部門の再開について同病院は、日本産科婦人科学会が提言する「原則3人以上の常勤医」が確保できた段階で行う方針。一方、戸田氏と非常勤医を合わせた4人体制となるため、婦人科外来の診療を週2日から週5日に充実させる。
産婦人科の常勤医の確保に向けては、これまで綾市長や病院幹部らが各方面に強く働きかけるなどしてきた。綾市長は「婦人科外来の充実を通じて、産科診療の再開に向けて弾みを付けたい」と話した。
戸田氏は1990年愛媛大医学部卒。2012年に内海病院産婦人科、13年から同科医長を務めている。
引用元:
坂出市立病院に常勤産婦人科医/産科再開へ前進(四国新聞社)