米国の多人数を対象とした研究のデータを分析した結果、カロテノイドは乳がんのリスク低下に関連し、特に再発、死亡に至るような乳がんのリスクを下げるようだ。
米国ハーバード大学医学部ブリガム&ウィメンズ病院を含む研究グループが、米国栄養学会が発行する栄養学分野の専門誌アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリションのオンライン版で2015年4月15 日に報告した。
3万人以上のデータ
天然に存在する色素で果物や野菜の栄養成分であるカロテノイドが、乳がんのリスクを減らすという証拠が集まりつつある。
しかし、カロテノイドが効果的なのはがん発生の初期なのか後期なのか、また乳がんのタイプによる違いについてはあまり研究されていない。
研究グループは、看護師を対象とする研究の血液サンプル(約3万3000人分)を分析し、20年間の追跡中に乳がんを発症した人(約2200人)としなかった人で比較した。
再発または致死性の乳がん70%低下
その結果、血液中のα/βカロテン、リコピン、総カロテノイドの濃度が高いと、乳がんのリスクが18〜28%低下した(例えば、βカロテン濃度が最も高いグループと最も低いグループでは28%の差があった)。
総カロテノイド濃度が高かったのが診断の10年以上前でも10年以内でも、リスクが20〜30%低下した。
カロテノイド濃度が高いと、特に再発性/致死性の乳がんで大きくリスク低下に関連した(例えば、βカロテン濃度が最も高いグループと最も低いグループでは70%の差があった)。
血漿内カロテノイド濃度が高い女性は、特に進行性で致死性の乳がんに関して、リスクが低くなると思われる
引用元:
カロテノイドは乳がんリスク大幅減少、3万人超える対象を分析(Medエッジ)