【ママからのご相談】
こんにちは。40代後半の主婦です。最近、生理不順で間隔が開いてきたので、そろそろ更年期かもしれないと少し意識しはじめているのですが、もしかしたら子宮筋腫とか他の病気かもしれないと思うこともあり、産婦人科を受診するか悩んでいます。 産婦人科は出産のときにお世話になったくらいで、それ以降通っていませんし、今更恥ずかしい気もしています。やっぱり産婦人科のかかりつけって作った方がいいのでしょうか。

●A. 女性は、本来ならどの年代でも産婦人科に相談する悩みや症状を持っている場合が多いので、産婦人科もかかりつけを作っておいたほうが良いでしょう。

ご相談ありがとうございます。健康・美容ライターのMAKIです。

女性特有の症状や悩みの場合、どこの科を受診すべきか、また産婦人科であっても妊娠や出産ではない場合は恥ずかしさが先に立ち、産婦人科に行きづらいという女性も多いのではないでしょうか。しかし、産婦人科は女性にとってとても長い期間お付き合いが必要となる診療科です。

●産婦人科は“産科”と“婦人科”に分かれる

産婦人科というと、思春期の女性から、妊婦さん、高齢の女性まで幅広く診てくれる診療科ですが、本来は“産科”と“婦人科”に分かれます。この違いはお産を扱っているかどうかで、お産を扱っていない医療機関では“婦人科”、産科も婦人科も扱っている場合は“産婦人科”となっています。

産科は、以下のようなお産に関連するものを扱います。

・妊婦健診
・分娩
・帝王切開
・妊娠糖尿病
・妊娠高血圧症候群
・流産
・早産
・不妊治療

また、婦人科はお産以外の女性の病気を扱います。

・月経異常
・PMS(月経前症候群)
・不正出血
・子宮筋腫
・子宮内膜症
・子宮がん
・性感染症
・更年期障害

そのほか、望まない妊娠、思春期の女性の過度のダイエットによるホルモンバランスの乱れなどにも対応しています。

●ライフステージによって悩みが変化する女性

産婦人科あるいは婦人科は、お産の前後だけお世話になれば良いというものではなくなってきています。昔よりも平均寿命が伸びている現代では、高齢出産の増加、閉経の晩年化という女性のライフスタイルの変化もあります。

また、思春期、成熟期、更年期とライフステージの変化によってもその時期にそれぞれ女性特有の心身の悩みや病気を抱えることも多いですから、産婦人科は女性にとって一生お付き合いしていく診療科といえます。また、地域の産婦人科では対応できない場合は大きな病院への紹介もしてくれるというメリットもあります。

ある地方医師会でも、「女性の場合、生涯を通して産婦人科との関わりが出てくることが多いようなので、信頼のおける産婦人科医をかかりつけ医とすると安心だ」と、産婦人科のかかりつけを作ることを推奨しています。

お産のときにだけお世話になるのではなく、女性特有の病気を抱えたときに焦らないように、通いやすさ、医師との相性、施設の充実さなど優先順位をつけて、早い段階で自分にあった産婦人科のかかりつけを作っておきたいですね。

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最近では産婦人科の中に女性外来を設けている医療機関も増えています。女性外来は、女性の健康に関する悩みを扱っており、症状に応じてどの診療科が適切かどうかを判断してくれる総合診療科のような役目も担っている場合もあるので、どこの診療科を受診したら良いのかわからないというときに上手に利用すると良いでしょう。

【参考リンク】
・かかりつけ医のススメ | 飯田医師会

●ライター/MAKI(健康・美容ライター)
患者さんと直接対面して接客する機会の多い職場を希望し、調剤薬局やドラッグストアで薬剤師として勤務。大手化粧品会社の勉強会などにも積極的に参加し、美容分野の知識を深める。結婚を機に退職。単なる職場復帰とは違う新しい働き方を模索し、現在は育児のかたわら、資格や経験を活かしてフリーのママライターとして活動中。医療・美容分野だけにこだわらず、様々なジャンルのコラムも執筆する。





引用元:
一生のお付き合いカモ? 女性が「かかりつけの産婦人科」を作る必要性 (マイナビニュース)