感染すると頬などが赤くなることがある伝染性紅斑(リンゴ病)が今年に入って千葉県内で流行の兆しを見せている。昨年と比べ患者数が大幅に増えており、一部地域では国が定める警報レベルの基準値を超えた。妊婦が感染すると流産などの可能性があるうえ、予防接種などの有効な対策がないことから、県は注意を呼び掛けている。
県疾病対策課によると、患者数は今年初めから増え始め、今月6〜12日の間、県指定134医療機関の1医療機関あたりの患者数は0・97人。前週(先月30〜今月5日)の同0・72人から増えている。
昨年同時期の同0・09人、2年前の同0・02人と比べ、大幅増となっている。県によると、県内の流行状況は全国上位になるという。県内での流行は2011年以来。患者は3〜8歳の幼児が多い。
県内で特に流行しているのが、保健所別でみると海匝、夷隅、柏、船橋、千葉などのエリア。このうち海匝といすみは、国が定める警報レベルの基準値(2・00)を超えている。
リンゴ病はウイルスを原因とする感染症。せきやくしゃみを介して感染し、風邪のような症状が生じることもある。潜伏期間は10〜20日と、インフルエンザなどと比べて長いことも特徴。
頬が赤くなる症状が出るころには感染力はほぼなくなっており、気付かないうちに感染が広まる可能性もあるという。5〜9歳の子どもの感染が最も多く、次いで0〜4歳で多い。
風疹などに比べると危険性は低いが、妊婦が感染すると流産などの可能性もあることから、同課は「今後の流行状況に注意が必要。特に妊婦は気をつけてほしい。風邪の症状がある人にはできるだけ近づかないように」と注意を呼び掛けている。
引用元:
リンゴ病流行の兆し 妊婦は特に注意を 一部地域で基準値超え 千葉県内患者数、昨年比大幅増【千葉日報】